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新海誠作品「天気の子」を見た感想

今更ですが、新海誠監督作品「天気の子」を見ました。

とにかく、主人公の男の子(帆高君)と物語のキーになる女の子(陽菜さん)が出会って仲良くなり、別れがあって感動的な再会をするだけの映画だと感じました。

もちろん、予告編に出てきた声優が本田翼のお姉さんや、リーゼントの刑事、住み込みでバイトをさせてくれる編集者なんかも出てくるんですが、それは物語にとって本当に脇役でしかなく、主人子を取り巻く人間関係やトラブルに巻き込まれたりといった描写もあるんですが、どれも物語の中でそれほど重大な問題ではなく、あっさり解決したなと思ってしまうのは、私が大人になってしまったからなんでしょうか^^;

さらには、タイトルにもある「天気」というテーマさえも舞台を美しく彩るために必要だったから「天気」というテーマにしたのであって、物語の本質とはそれほど関係ないんじゃないかなあと感じてしまいました。

映像はとにかく見事の一言です。

リアルな東京の風景に雨が降っている情景がたくさん出てくるんですが、雨の描き方がアニメーションらしさはあるんですがとにかく綺麗に描かれています。

また、天気が雨から晴れになるシーンは物語上たくさん出てくるんですが、その時の映像は、現実に雨が明けたかのような高揚感を感じさせてくれるほどに美しいです。

この映画を見た時はちょうど梅雨で雨が続いているんですが、そんな雨降りの時に見ると、雨が止んで晴れる瞬間の清々しさを思い出させてくれます。

物語は深く考えずに美しい映像の下、ボーイ・ミーツ・ガールのシンプルなドキドキと、別れからの再会の感動を味わえる、そんな映画でした。

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