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魅力は監獄だけじゃない!網走監獄・流氷ミュージアムと温泉【20.2北海道旅行最終回】

とうとう冬の北海道旅行の最終盤です。

流氷観光船に載ったあとはまず昼食を食べ、その後は網走観光ということで、オホーツク流氷館、網走監獄、女満別温泉へ行きました。

網走は監獄というイメージですが、もちろん網走監獄も非常に印象的な場所なんですがその、他にも見て楽しめる、食べて楽しめる、入浴して楽しめる場所があり、充実した旅の最後となりました。

では、まずはお昼ごはんからご紹介していきます!

網走市内の定食屋でウニ・イクラ・ステーキの豪華すぎる昼食

流氷観光船に乗った道の駅流氷街道からは少し歩いて網走駅方面に移動、ちょうどお昼ごはんの時間帯だったので、網走市内の食堂で豪華な丼を食しました。

まずは見てくださいよ、このぶりっぶりのイクラとウニの丼!

これだけじゃなくてもうひとつセットになっていて、それがこのビーフステーキ。

めちゃくちゃ美味しいし、しかもこれで価格は1400円とは驚きました。

北海道の食のクオリティの高さを改めて実感です!

昔からやっている雰囲気の定食屋さんだったんですが、雪の舞う寒空の中歩いてきた冷えも疲れも吹き飛ぶ美味しさでした!

オホーツク流氷館のクリオネと展望台

さて、お腹を満たしたところで網走観光に出発です。

なお、網走市内は路線バスが割と走っていて車がなくても有名な観光地に行くのなら苦労はしませんでした。

フリーパスや夏や冬の時期限定ですが市内の観光地を回るバスなんかもあるみたいなので、レンタカーを借りてなくても便利に観光できると思います。

バスに乗ってオホーツク流氷館にやってきました。

オホーツク流氷館は流氷やオホーツク海の生き物をテーマにしていえる施設で、本物の流氷やクリオネを展示しています。

本物の流氷が展示されている部屋はマイナス15℃に保たれている極寒の環境です。

ここでは、本物の流氷に触れられる他、濡れたタオルを振り回して凍らせる体験ができました。

ここで見られる流氷は、ひとつひとつの大きさが陸から海を眺めて見るものからは想像つかないくらい分厚く大きく感じましたね。

今まで珍しい氷というと「南極の氷」に触れたことがありましたが、これで「流氷」というもうひとつのレアな氷に触れることができました(笑)

流氷のできる仕組みなどの解説のほか、流氷とともにやってくるクリオネが生きた状態で展示されています。

クリオネは見た目と反して巻き貝の仲間だそうです。

透明な体で羽のような部分を動かしながらひらひらと泳いでいる姿と、頭に映えた短い角がかわいいですね。

展望テラスからは真っ白の網走湖が見えます。

オホーツク流氷館は天都山の山頂にあるため、展望テラスからの眺めも抜群でした!

網走湖だけでなく、網走の街やオホーツク海方面では漂流している流氷も見ることができますね。

紹介した展示や展望テラスの他に、プロジェクションマッピングや大画面のシアター、カフェやショップなどもあり、じっくりと楽しめる施設でした。

網走といえば網走監獄、見どころが多すぎる!

網走と聞いて多くの人が連想するのは網走監獄でしょう。

網走監獄は明治時代に設立され、未開の地だった蝦夷地の開拓にも深く関わりのある刑務所です。

現在は、明治時代に作られた建物群は博物館網走監獄として公開されています。

網走監獄というと、「ゴールデンカムイ」という漫画でも舞台として登場しましたし、登場人物達にとって深い関わりのある場所ですよね。

到着してまず見えてくるのがこの鏡橋です。

刑務所を出るときに、流れる清流を鏡として自分自身を見つめて襟を正しなさい、という思いからこういった鏡橋という名前になっていると聞きました。

入館料を払って入場するとすぐに見えてくるのがこの正門です。

赤いレンガで作られており、写真で見るよりも重厚感がすごかったです。

この日が雪ということもあり、青空の下よりも重厚感と冷たい印象を受けて「今自分は監獄に来ているんだ」という実感が募ります。

重要文化財である庁舎や教誨堂を経て、一番の目玉である「五翼放射状平屋舎房」に来ました。

刑務所の施設としては日本国内で最古のものであるそうです。

ここは、見張り場を中心として5つの舎房が放射状に生えている構造になっています。

この構造によって、中央の見張り場から5方面の舎房を監視できるということですね。

舎房の構造なんですが、木製の厳重な柵であったり、高い中央の天窓など本物の迫力がありますね。

印象的だったのは、冬場の暖房装置。

写真の廊下にストーブからのダクトが這わされているんですが、やはり力不足だったようで、冬場はとにかく寒かったそうです。

外から見た五翼放射状平屋舎房の舎房です。

こうして見ると、屋根の高さが印象的ですね。

網走監獄は広大な敷地にたくさんの旧施設があるので、せっかくならガイドツアーに申し込んでじっくり見学すればよかったなーと思いました。

当時の囚人達の暮らしがわかる建築物や展示物なども多くて、見どころだらけの場所です!

網走駅から特急オホーツクに乗車

再び網走駅に戻ってきました。

網走駅の駅名看板は縦書きになっています。

これは網走刑務所を出た元受刑者が「横道を反れないように」という願いを込めてのものなんだそうです。

乗車するのは特急オホーツクです!

この列車に乗って、女満別駅まで向かいます!

石北本線の網走~女満別間はちょうど網走湖沿いを南下していくルートですね。

女満別で私が降りたあともこの列車は遠く札幌まで走っていくのかと思うとついつい応援したくなりますね(^^)

それにしても、北海道の列車って雪景色や雪が着いている姿がよく似合いますね。

まさに今、北海道を旅しているという気分が高まります!

女満別駅で降り、網走湖女満別湖畔の温泉へ

特急オホーツクだと網走を出て次の停車駅が女満別駅なのであっという間に到着しました。

女満別には女満別空港があり、そこから帰りの羽田行の便に乗る予定です。

ただそれなら網走から空港連絡バスで直接女満別空港に向かったほうが良いんですが、わざわざ女満別駅にまで来た理由は温泉です。

網走湖女満別湖畔にはいくつか日帰り入浴ができる温泉があるみたいなので、1日の網走観光で冷えた体を温めてから帰ろうという算段です。

女満別駅で降りたのは合計4人でした。

北海道の本当のローカルな駅に降りたのは今回が初めてです。

今までは札幌や釧路、標茶、網走なんかのターミナル駅であったり、観光客が多い駅ばかりでしたからね。

降りた瞬間、これはすごいところに来ちゃったぞとビビります(笑)

列車が去っていくと周囲は静寂に包まれ、少し駅から離れると狐が普通に道路を走っていったりしてました。

時期が冬ということもあり、北海道らしさというのを最後に実感できた気がします。

女満別駅から歩くこと15分、約1キロの道のりの先に目指す温泉がありました。

伺ったのは「ホテル山水 美肌の湯」というホテルです。

こちらのホテルは日帰り入浴を利用することができます。

天然温泉でしかも源泉かけ流しです!

雪の降る中1キロ歩いてきた体をしっかりと暖めることができました。

さっきまで震えながら歩いていた環境で、今は露天風呂に入っている、こんな贅沢なこともなかなかないでしょう(笑)

さて、しっかりと体が暖まったことでもう今回の旅行でやり残したことはありません!

いざ羽田に帰るため、タクシーで女満別空港に向かいます!

なお、「ホテル山水 美肌の湯」は女満別空港からタクシーで10分程度なので、今回のように飛行機に乗る前にちょっと寄って入るには便利な立地です。

冬にこそ北海道に行って良かった!

女満別空港からは20時台の飛行機に乗って羽田に戻りました。

さて、3日間の冬の北海道旅行の行程を全7回に分けてご紹介しましたが、改めて振り返ってみると、冬の北海道は最高ですね。

冬の北海道でしか見られない風景があるのはもちろん、厳しい寒さ故に感じることのできる温かい食事の美味しさや温泉の暖かさなど、自然の厳しさと北海道の魅力を存分知ることができたと思います。

この半年後に夏の北海道に行っているんですが、そちらの旅行でももちろん北海道の食のクオリティの高さ、自然の風景の美しさは実感しております。

どんな季節に行っても楽しいけれど、輝く時期は冬、それが北海道という土地ということを感じた素晴らしい旅行でした。

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