レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)は飼育環境の温度を25℃~30℃程度にする必要があるので、通年使うパネルヒーターの他に冬場はエアコンやヒーターで温度管理をする必要です。
今回は、冬場のレオパケージの保温用として、「GEX EXOTERRA ヒーティングトップ M サイズ」を購入して使ってみたので紹介します。
「GEX EXOTERRA ヒーティングトップ M サイズ」は、このようにケージ上蓋の金属メッシュ上に置いて使用するタイプのヒーターで、本体下面にあるヒーターが発熱して、ケージ内を温めます。
対応ケージは「グラステラリウム幅45cm以上、レプテリアホワイト300キューブ」となっています。
私の使っているケージは「レプテリアホワイト 300キューブ Low」なので、ケージ上に置くだけで設置することができました。
別のヒーターやケージだと、取り付けに加工が必要だったりしてちょっと怖いので、無加工でヒーターを設置できる「ヒーティングトップ」と「レプテリアホワイト300CUBE Low」の組み合わせは手軽で良いと思います。
このレプテリアホワイト300キューブ採用の飼育キットに「GEX EXOTERRA ヒーティングトップ M サイズ」と「ジェックス イージーグローサーモ」を加えれば、冬も乗り越えられるレオパ飼育環境が一通り揃うと思うと楽ですよね。
ヒーティングトップMをレプテリアに設置してみた
上から見るとこんな感じです。
設置は、ヒーティングトップMをレプテリアホワイト300CUBE Lowの上蓋メッシュの上に置くだけです。
上蓋のメッシュを2/3ほど覆うくらいのサイズです。
ケージに対して十分なサイズがあるので、今の所室温が下がってもケージ内はしっかり加温できています。
ヒーティングトップ下面にメッシュに引っ掛かる突起があるのと、上蓋の四方にフチがあるので、意図的に動かそうとしない限りは簡単に動くことは無いと思います。
手軽に設置できるということは、ケージのメンテや餌やりの際も電源を切って簡単にどかせて便利です。
設置の際は、併せてサーモスタットを使います。
これは、温度センサーと温度調節ダイヤルが付いていて、センサーが測った温度が設定温度を下回るとヒーターの電源を自動で入れてくれて、設定した温度に達すると、ヒーターの電源を自動で切ってくれる、というケージ内の温度制御用の機器です。
私は、同じメーカーで揃えたかったので「ジェックス イージーグローサーモ」を使っています。
使用方法も簡単だし、1年以上使っていますが(冬のシーズンだけですが)特に問題ありません。
ケージ内右側の黒いケーブルが伸びているのが温度センサーです。
付属の吸盤はすぐ取れてぶらぶらしてしまうので、100均で購入した吸盤に交換しています。
室温は15℃程度でしたが、ケージ内温度はしっかり設定通りの27℃になっていました。
ちなみに、去年はヒーティングトップSサイズを使用していました。
見て分かるように、流石にケージに対してヒーターが小さすぎてこれだけでは十分に加温できなかったので、ヒーターは適切なサイズを買いましょう^^;
ヒーティングトップM各部の詳細
本体上部
「レプテリアホワイト 300キューブ Low」との組み合わせでは、コンセントのケーブルが出ている部分がケージと干渉することもなく、安定して置けています。
ヒーティングトップ上面は、たくさんの凹凸のラインのある形となっています。
ヒーターが連続して動作していると、この上面もほんのり温かくなるんですが、このラインのおかげで手で触れられないほどの温度になることはありませんでした。
本体下部
本体下部は、難燃性樹脂の格子があり、その奥に発熱するヒーターが設置されています。
この構造のおかげで、ケージのメンテなどでヒーターを移動させる際に、発熱面に直接触ってしまうということは起こりづらいと思います。
四隅には、1.5mm程の突起があり、これが上蓋のメッシュに引っ掛かることで不意に動いてしまうことが無いようになっています。
ヒーター稼働中の発熱面は110℃前後まで温度が上がります。
難燃性樹脂の格子に触れてしまってもすぐに火傷をするということは無いと思いますが、注意が必要ですね。
ちなみに、2020年の発売当初に購入したヒーティングトップは「使い始めに、プラスチックの溶けるような匂いがする」と話題になっていました。
ただ、今回2021年に購入したものは、全く匂いなどはありませんでした。
ヒーティングトップMレビューまとめ
以上が「GEX EXOTERRA ヒーティングトップ M サイズ」のレビューになります。
同じメーカーのガラスケージ「レプテリアホワイト 300キューブ Low」と相性バツグンで、載せるだけで簡単にヒーターが使えるというのが良いですね。
他社のこのような上部設置型のヒーターだと、ケージ内に取り付けるので工作が必要だったり、ケージ内なので生体に火傷の危険があったりと正直あまり設置したいと思えるものではありませんでした。
ですが、ヒーティングトップだとケージの外なので生体も安全だし、レプテリアホワイトとの組み合わせで簡単かつ安全に設置できるというのはすごく便利です。
加温力もなかなかで、今の所問題なく設定温度をキープできています。
これから先、さらに部屋が寒くなって加温が追いつかなくなったらケージの周りに断熱材を貼る必要もあるかもしれませんが、最悪でもそのくらいの対策で大丈夫だろうなという気はしています。
ヒーターというと、火災の危険性なども心配であまり設置したくなかったんですが、ヒーティングトップは「3つの安全設計」ということで、安全性にもかなり配慮されているので安心して使っています。
GEXさんの出しているヒーティングトップ対応ケージ、サーモスタットと併用して、簡単かつ安全に冬を乗り越えらる環境を作れるというのが一番の魅力でした。
冬場のレオパの飼育環境に悩んでいる方、オススメです。
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