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飛行機の非常口座席を初めて利用してみた

先日北海道に行ったんですが、往復の飛行機で非常口座席を利用しました。

初めての非常口座席利用なんですが、普通の座席とは違う点がたくさんあったので、驚きました。

往路はAIRDO、復路はスカイマークだったんですが、非常口座席の特徴として以下のような点がありました。

  • 前の座席とのシートピッチが広い
  • 非常脱出時に脱出の手伝いをする必要がある
  • 脱出の手伝いができる人しか座れない
  • CAさんに非常口座席の説明をされる
  • 非常口座席の案内書きを読む必要がある

前の座席とのシートピッチが広くて足を快適に伸ばせる代わりに、非常脱出時の援助をする必要があり、援助可能な人しか座れないということですね。

では、実際初めての非常口座席はどうだったのか、説明していこうと思います。

AIRDO・ボーイング767-300の非常口座席

今回北海道の往路で利用したAIRDOは、北海道の航路をメインとしている航空会社で、他社よりもかなり安い価格で利用できるのにも関わらず、サービスもちゃんとしていて好きな航空会社の一つです。

羽田~新千歳の朝一の便を利用したんですが、ポケモンのロコンが塗装された「ロコンジェット」という特別機でした。

塗装だけじゃなく、座席のヘッドレストカバーや紙コップもロコン仕様でかわいかったです。

AIRDOのボーイング767の非常口座席は機体中央に左右2席づつありました。

座席の目の前には、非常口が2つ並んでいます。

なお、AIRDOの場合は予約の時点でネットから非常口座席を選択することができました。

座席に座った目線はこんな感じで、前の座席との間隔がすごく広いのが分かると思います。

非常口2つ分のスペースがとられている訳ですから、当たり前なんですが足を伸ばし放題でびっくりしてしまいました。

なお、機体左側の非常口座席の1.5席分ほど前方中央にはCAさん用の座席がありますが、それでもかなりの広さです。

前の座席との間隔が広いため、シートポケットはCAさん用の座席に設置されていました。

搭乗後、しばらくするとCAさんが回ってきて「ご存知かと思いますが、こちら非常口座席になりますのでこちらの案内を御覧ください。」と丁寧に案内してくれます。

非常口座席に座る以上、非常脱出時に他の乗客の脱出を援助する義務がありますから、必要な対応ですよね。

脱出時の援助は機内安全ビデオでしか見たことがなかったので、しっかり読んで確認しておきます。

こうしてみると、結構やらないといけないことがたくさんありますね。

非常口は翼の上にある脱出用スライドを利用する関係上、座席も翼の中央部分に位置していますね。

景色は翼の大きさを感じられて、これはこれで格好良いと思います。

羽田から新千歳まで約1時間半のフライトですが、座席間隔も広くて足を思いっきり伸ばせるので快適ですし、非常脱出時の援助の案内を読むことで「いつも安全運行してくれてありがとうございます」とパイロットやCAさんへの感謝の気持ちも改めて持つことができたので、良い経験でした。

スカイマーク・ボーイング737-800

復路はスカイマークを利用しました。

スカイマークは日本各地で航路があり、大手と比べると安い価格でもちろんサービスもしっかりしている中堅航空会社といった印象です。

大手よりも安い価格だけどしっかりしたサービスという点で、羽田~北海道方面では往路に乗ったAIRDOと競合関係にあるようです。

今回乗った飛行機はボーイング737という小型のジェット機です。

ボーイング737の非常口座席は、左右6席づつあります。

往路で乗った767とは違い、非常口ひとつに対して座席も1列づつ設置されていますね。

スカイマークの非常口座席は、ネット上では選ぶことができず、当日空港でチェックイン手続きをする際にのみ選べるようです。

なので、混雑している路線では早めにチェックイン手続きをしないと乗れないのかもしれませんね。

今回の便は満席でしたが、搭乗の3時間ほど前に空港に着いていたので、非常口窓側を指定できました。

非常口座席に座った状態からの眺めです。

前にも座席がありますが、非常口の幅にあわせてシートピッチはしっかりと広いので足は思いっきり伸ばすことができますね。

スカイマークも搭乗後しばらくするとCAさんが非常口座席の案内をしてくれて、案内書きもしっかりと読んでおきました。

スカイマークの特徴として、安全の案内がビデオではなく、CAさん達による実演形式なんですよね。

駐機場を出発する際に整備士さん達が手を降ってくれたり、人の温かさと手作り感が他の航空会社と違って好きな部分です。

非常口座席なので翼の中央からの景色です。

このときはちょうど夕暮れのトワイライトタイムだったんですが、夕暮れの青~赤のグラデーションと翼のウイングレットの組み合わせがめちゃくちゃ綺麗な光景でした。

しばらくすると日が暮れて景色は見えなくなってしまいましたが、非常口座席で足を伸ばすことができて、北海道観光で疲れた体にはありがたいフライトでした。

初めて非常口座席を利用してみた感想

今回、羽田~新千歳の往復で2社の非常口座席を初めて利用してみました。

感想としては、今後も非常口座席を積極的に狙っていこうと思うくらい気に入りました!

追加料金無しで前の座席との間隔が広い座席を利用できるので、足を伸ばして快適に移動できるのは助かりますね。

もちろん、非常脱出時には脱出の援助をする義務があるので、しっかりと案内を読んだり機内安全ビデオを確認する必要があります。

それはそれで、もしものことを考えるきっかけになりますし、普段安全運行をしてくれているパイロットやCAさん、整備士さんなど、航空会社の方たちへの感謝を改めて実感する良い機会となりました。

非常脱出時に援助ができる人しか乗れない座席ですが、快適に移動できるし安全運行に対する意識を考える良い経験になるので、気になっていたら一度乗ってみてください!

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