職場で「この仕事辞めようと思っています」って話をすると多くの人からこう言われました。
「好きで仕事やってる人なんていないよ。」だから「まだ続けてみれば?」って。
いやいや、好きで仕事やってる人だっているでしょうし、同じ職場の人間が皆好きで仕事をしていないとしても、それを私が続けるかどうかは全く別問題ですよね。
そういうことを言う人って、今やっている仕事が好きなわけではないかもしれないけれども、別に嫌って程でもない人なんだと思います。
この仕事が嫌だ、自分にあっていないと思っているからこそ辞めるという選択肢が出てくるわけで、それに対して同じ仕事を嫌と思っていない人からの意見なんて全く参考にならないんですよね。
人が仕事を辞めようと判断するに至るまでって、「何故この仕事を選んでしまったんだろう」「この仕事の何が嫌なんだろう?」「この仕事に好きなところはあっただろうか」などたくさんのことを考えた結果、この仕事を辞めようと判断しているわけです。
私の経験上、嫌いと思う仕事って全くやる気がしないので、その仕事でスキルアップすることもできないですし、これがあと何十年も続くのかと考えると常に将来の不安があって何も手につかなくなります。
今の仕事が嫌いという気持ち、将来の不安を解消するには転職活動をするしかないんですよね。
転職活動といっても、自分が何が好きか・何にやりがいをかんじるのかといった自己分析も含めて、転職エージェントだけでなく、親しい友人からの意見も交えて行ったほうが絶対にいいと思います。
私は、転職エージェントの言われるがままキャリアチェンジを考えて営業職を受けていましたが、友人からの「絶対合ってないからやめとけ」と言われてはっとしました。
営業職を受けている時の自分は、「本当に自分にあっているんだろか?」という違和感を感じつつも結局「好きで仕事やってる人なんていない」という考えの下、「転職エージェントが勧めるんだから、キャリアチェンジで成功するにはこれしかない」と思って転職活動を行ってしまっていたんですよね。
転職エージェントって、面談やアンケート等で私の性格や特性を分析し合っていると思う仕事を紹介してくれるわけですが、所詮数時間程度話した人間になんて自分の特性や何にやりがいを感じるかなんてわかるわけないんです。
こちらも、転職エージェントに対して気を遣って印象が悪くならないようなことしか言えないわけですしね。
そして向こうは完全にビジネスですから、紹介できる求人の内容や業界なんて自ずと限られてきます。
自分のことを本当に理解していくれている友人に相談して、転職エージェントはどう思われようと気にせず希望を伝えて今後は転職活動を進めていこうと思います。
好きと思える仕事ができればそれが一番良いですが、最低でも嫌いと思わない程度のことができればいいなあと思います。
新着記事