北海道発の太平洋フェリーの旅、2日目の朝は船上で迎え、海の上から見る最高の日の出を堪能できました。
そして2日目は宮城県の仙台港に一時寄港するため、近くにある「うみの杜水族館」へ行ってきました。
今回は、いしかり船上から見る太平洋の日の出の様子と、仙台港へ入港、うみの杜水族館見学、仙台港から出港までをご紹介します!
なお、旅行するにあたり「新しい旅のエチケット」を参考に、3密を避ける・体温測定・手指消毒・マスク着用など、感染防止対策を最大限行っております。
いしかり船上から太平洋に登る日の出を眺める
前日の消灯時に船内放送で日の出の時間を知らせてくれていたので、その10分前の午前4時50分ごろ起床。
船の上から見る日の出は極上だと聴いていたので、頑張って早起きしました。
展望デッキに出てみると、同じように日の出を眺めようという人が数人。
そして、太平洋の彼方先から太陽が登ってきました!
噂に違わぬ通り、船の上から見る日の出は美しかったです。
周りに山や人工物は全くない海の上、太平洋の海面というどこまでも平な場所から日が上ってきます。
何者にも邪魔されず朝日に染められた空も、照らされた海面も本当に美しかったです。
朝日に照らされたいしかりの白い船体と、太平洋フェリーのファンネルマークも輝いています。
フェリー旅行の魅力の一番は、日の出の瞬間にあることは間違いないです。
この日の朝は天候も最高の条件でした。
極上の日の出を堪能できたので、すぐに布団に戻ります。
船上は朝日の美しさとは別に、風がものすごいですから(笑)
仙台港へ寄港
朝日を見てから自室の布団に戻り、のんびり起床して朝ごはんを食べました。
その後は部屋に戻りしばらく経つと…。
寄港地である仙台港がある、仙台が見えてきました。
これは昨夜から動かしているGPSのトラッキングマップです。
船は昨夜に苫小牧を出港してから、太平洋側の青森・岩手を通過して、仙台港へ一時寄港します。
こうしてみると、一晩中移動していたとはいえ、移動距離の長さに驚きますね。
港が見えてきたと思ったらあっという間に仙台港へ入港です。
仙台港入港の予定は10時頃なので、ほぼ定刻通りに到着ですね。
私が仙台に来たのは、2015年に水樹奈々さんのライブツアーで来て以来、実に5年ぶり。
街並みも綺麗だし、街中の交通手段も便利、海鮮や牛タンが美味しくて住みやすそうだなと思った覚えがあります。
仙台港に無事に到着しました。
到着次第、手早く船体前方と後部のランプが開かれ、トラックやトレーラーといった貨物の扱いが開始されました。
日本は海に囲まれているという特性上、海上輸送も盛んなんだなと実感する光景です。
仙台うみの杜水族館を見学
私はいしかりに乗って最終目的地である名古屋まで行く予定ですが、そのような旅客も寄港地である仙台で一時下船が可能です。
とはいえ、10時に到着して出港は12時50分のダイヤで、乗船は余裕を持ってしなければならないので、船を一時下船できる時間は2時間無いくらいです。
仙台港は仙台の市街地まで少し離れた場所にあるので、行けるところは港周辺の限られた場所になるかと思います。
と言うわけで、船内で一時下船に必要な書類を書き、仙台の港周辺の一番の観光地であろう「仙台うみの杜水族館」へ行くことに。
仙台港から仙台うみの杜水族館へはタクシーでおよそ10分といったところでしょうか。
フェリーターミナルでタクシーの迎車待ちの時間が結構かかってしまったので、急いで見てまわります!
最初にお目見えするのはホヤの養殖風景を下側から眺められる水槽。
宮城県では牡蠣だけでなくホヤの水揚げも盛んなんですね。
海藻の水槽。
うみの杜水族館は東北の海、三陸の海の環境を再現した水槽にかなり力を入れているのを感じます。
どこの水族館も基本的にはその地域の環境を再現した水槽ってあるんですが、うみの杜水族館はそういった水槽が多いですし、特産物であるホヤや牡蠣の養殖や食文化に関する展示もありました。
その土地の自然環境や食文化を知ることができて、大変興味深い内容だったと思います。
こちらは牡蠣の養殖風景。
牡蠣といえば、宮城は広島に次いで日本第2位の産地です。
牡蠣の養殖風景だけでなく、養殖に使われる道具なんかも展示されてるのが面白いです。
屋外の展示コーナーに出ると、頭上にかわいいリスちゃんが。
カワウソというとコツメカワウソが有名ですが、うみの杜水族館には「ツメナシカワウソ」という種類のカワウソがいました。
コツメカワウソよりもツメナシカワウソのほうが大型の種類のようですが、かわいさはコツメカワウソにも負けないですね。
写真だとお休み中のようですが、カワウソって面白くて、寝てたと思ったら急に走り回りだしたり、かと思えばまた寝てしまったりと見ていて飽きない生き物です。
立派なイグアナもいます。
そして世界最大の淡水魚であるピラルクー。
最大全長5mにも達する巨大な魚です。
立派なショープールも備えており、イルカや海獣、鳥のショーが開催されます。
時間の都合上、途中までしか見られませんでしたが、なかなか迫力あるショーでしたよ!
仙台港を出港
時間ぎりぎりまで仙台うみの杜水族館を見ていましたが、乗船時間が近づいてきたので再びタクシーに乗って仙台港まで戻ります。
いしかり船上から見る仙台港の風景です。
2011年の東日本大震災ではこの港にも津波が押し寄せ、港湾機能が麻痺したと聞いています。
港も港周辺も多くの店が立ち並んでいて綺麗に復興されています。
2011年に大津波があったことを思い出させるものはほとんどありませんでしたが、それも宮城・仙台の方々が必死に努力されたのだと想像すると、感動してしまいました。
というわけで、僅かな時間でしたが震災からの復旧と仙台うみの杜水族館の動物たちを見せてくれた仙台の地からお別れです。
船は12時50分頃出港し、翌朝10時30分まで最終目的地である名古屋港を目指します。
お昼は船内のレストランで食べました。
うみの杜水族館では見どころが多くて食事どころではなかったですし、今回いしかりに乗船する際には2泊3日の5食分のレストラン料金が含まれているプランを選んでいたので。
2泊3日の中で5回も同じレストランに言ったわけですが、食事の内容は毎回異なり、なによりどれも美味しいので飽きることはなかったです。
いしかりのレストランは大変美味しいですが、仙台に寄港している際には仙台港周辺にあるアウトレットモール内のレストランや、牛タンのお店なんかで名物を食べてもいいかもしれませんね。
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