私は2018年4月から、2020年3月までの2年間、仕事をしながら通信制大学に通って勉強していました。
期間が2年間なのは、元々専門学校卒で通信制大学の3年次に編入したから。
3年次に編入してから、最低限在籍が必要な2年間で全ての単位を取り終わり、卒業することができました。
この2年間、どのように勉強を進めてきたかというと、ポモドーロ・テクニックを活用して、勉強を進め単位を取得してきました。
今回は、ポモドーロ・テクニックを使ってどのように通信制大学の勉強を進めてきたか書いていこうと思います。
もちろん、1年次に入学しても全く同じ勉強の進め方をしていたと思うので、編入以外の方でも参考になる内容になっています。
通信制大学の勉強の進め方
私が行っていた通信制大学の授業の形態としては、以下のようなものがありました。
①通信授業
家で教科書や本を読み、レポートを作成。
レポートが合格した科目の試験を受け、合格すれば単位が付与
②スクーリング(対面授業)
実際に大学に行き授業を受け、試験に合格すれば単位が付与
他にもネットで授業を受ける方法などもありましたが、主な授業の形態はこの2つです。
この2つそれぞれどのような勉強法をしていたか紹介します。
通信授業の進め方
まずは、通信制大学で最も一般的な単位取得方法である通信授業でどのような勉強をしていたかです。
通信授業では、家でのレポート作成が一番の難関です。
何しろ、仕事が終わり家でのんびりしたいところをぐっと堪え、教科書や本を読みレポート作成の時間にあてないといけないですから。
通信授業はレポートの添削などで評価はされますが、基本的に全て一人で進めていかなければいけません。
なので、私は「このくらいの時間ならできるな」という短い時間に区切って、毎日レポート作成に取り組んでいました。
仕事終わりや休日にまとまった時間を確保するのは大変だし、疲れていてなかなかできないものです。
「よし、明日は勉強するぞ!」と意気込んでも、勉強をやり始めるのにもエネルギーがいりますよね。
なので、その心理的なハードルをなるべく低くする工夫が大事です。
その際に活用したのが「ポモドーロ・テクニック」という方法です。
ポモドーロ・テクニックを活用したレポート作成
①.まずは25分間、教科書を読む
②.5分間休憩
③.先程読んだ教科書の内容に当てはまるレポートを作成し、終わったら教科書を読み進める。計25分間
④.5分休憩
⑥.③~④をあと2回繰り返したら、30分間休憩する
⑦.①に戻る
短い時間での勉強と、集中力が切れた頃に短い休憩の繰り返しで、約2時間勉強したら長い休憩を挟むという方法です。
②からは、前回の教科書の内容に沿ったレポートを作成することにしていましたが、5分の休憩を挟んでいるお陰で頭の中で内容も整理されているし、直前に読んだ内容のことを書くので、教科書を最後まで読んでからレポート作成に取り掛かるという方法よりも書きやすかったです。
この方法で大事なのは、しっかり時間をタイマーで測ることです。
スマホやPCのアプリでもポモドーロ・テクニック用のタイマーがあるので、それらを活用すると設定したサイクル通り自動で計測してくれるので便利です。
タイマーを使って時間を管理することで、25分間の勉強中も「あと〇〇分だけだから頑張ろう」と目標が明確になり25分きっちりやりきれます。
この勉強法だと、短い時間でスタートできるので、心理的なハードルも低いし、集中力を使う時間も短いので、気付いたら結構な時間勉強を継続できていました。
教科書の切りが良いところで今日は終了!といった感じで毎日やっていれば、まとまった時間をたくさんとることもなく、レポート作成できていました。
レポート作成はこのように勉強を進めていましたが、試験対策も同様にポモドーロ・テクニックを使用していました。
先程の表の「教科書を読む・レポート作成」が「過去問を解く・不正解した問題の範囲を教科書を読んで確認する」というのに変わった感じですね。
通信授業の試験においては過去問を持っているか否かがかなり重要なポイントになるので、試験に行った際に持ち帰りが可能な学校だったら、持ち帰って大事にとっておいて次回の試験に活用しましょう。
スクーリングの進め方
スクーリングは、実際に大学に赴いて授業を受けて、最終的に試験を受けて合格したら単位がもらえるという授業形態です。
私はスクーリングを受ける前は必ず教科書を一通り読んでおくということをしていました。
私が行っていた大学では、スクーリングは2日間連続で9時頃~18時頃まで行われていました。
この2日間で教科書の内容をほぼ全て学び、グループワークや試験もあるので、かなり急ぎ足で授業は進んでいきます。
なので、教科書の内容を完璧に理解している必要はないけれど、こういった内容を学ぶんだな、ここがよくわからないから授業で注意して聞こう、といったことを自分の中ではっきりさせておくと、しっかり授業に付いていくことができます。
もちろん、事前に教科書を読む際にも先述のポモドーロ・テクニックを活用し、取り掛かるハードルを低くし、短い時間に一気に集中して読み進めるようにしていました。
大事なのは、教科書を読むタイミング。
スクーリングのかなり前の時期に読んでしまうと、いざ授業の日が来たら内容を覚えていないということにもなりかねないので、大体スクーリングの1週間前から読み出していましたかね。
スクーリング中には、学生同士で何人かのグループで課題に取り組む「グループワーク」が実施される大学も多いかと思います。
私は人と話すのが得意な方では無いですが、グループワークにおいては話さないことには課題が進まないので、ワークに関することだけは最低限発言するようにしていました。
課題に関する最低限のことだけで良いので、グループの議論に参加するようにしましょう。
通信制大学のグループワークは、学生がほとんど社会人なので幅広い世代・職種の方と話ができるチャンスです。
仕事をするようになってから、同じ勉強を他人とするということは全く無かったので、全く違う環境で生活・仕事をしている人たちがその課題についてどのように考えているか知れるというのは案外面白かったです。
中には司会進行がうまかったり、人から意見を引き出すのが上手な人がいたりするので、そういった人達を見て上手い進行というのも知ることができましたしね。
スクーリングの授業が進んでいくと、最終的には試験が行われます。
この際の試験では基本的に受けた授業をしっかりと理解していれば、さほど問題はありませんでした。
そのために必要なのが前述の教科書をあらかじめ読んで、授業を理解しやすくするということであり、また予め把握していた理解が追いつかない部分を授業や質問で解決しておくということです。
スクーリングでは講師が質問タイムをとってくれることが多いと思うので、そういった時間も有効に活用しましょう。
通信制大学の勉強の進め方まとめ
私が通信制大学の勉強を進める中で重視したポモドーロ・テクニックですが、このような効果があったと思います。
勉強をし始める際のハードルを低くなるので、毎日取り組める
1回の勉強時間は25分と少ないので、集中して取り組む
こういったポイントによって、働きながら勉強を進めていかないといけない私でも、毎日の仕事のあとや休日の暇な時間において「とりあえず教科書を開くか~」といったゆるいテンションで勉強を始められました。
そして、集中している時の25分はあっという間に過ぎてしまい、気づくと休憩時間。
その繰り返しで、気付いたら数時間勉強していた、という状態に持っていければラッキーといった感じです。
スクーリングにおいても、予め教科書を読む段階で役立てることもできますし、そのお陰で授業の理解も進むかと思います。
せっかく通信制大学に入学したからには、卒業しないと意味がないと思います。
働きながらの勉強は大変ですが、ポモドーロ・テクニックを活用して毎日コツコツと勉強を進めていきましょう!!
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