先日購入したアイリスオーヤマの工事不要食器洗い乾燥機「ISHT-5000」のレビューです。
食器を洗う度に毎度水の補給を手作業で行わなければいけないという手間はかかりますが、普通に手洗いする手間に比べたら全然楽ですし、洗い上がりも最高に綺麗でかなり気に入りました。
なんといっても、今まで食器洗いに使っていた時間と手間がほぼ無くなるのが最高です!
アイリスオーヤマISHT-5000レビュー
正面・サイズ
外観はシンプルな白で、扉にはガラスがないタイプで運転中に内部の様子を外から確認することはできません。
もし運転中に内部を見たい場合は、一時停止ボタンを押してから扉を開けることになります。
サイズは、幅x高さx奥行き=420x435x445(mm)とそれなりに大きいサイズなので、置く場所は狭いキッチンだと厳しいかもしれませんが、工事不要タイプなのでシンク周りではない場所において排水はバケツを使うという方法も一応できます。
サイズ・設置場所の注意としては、扉を開いたときに干渉するものが無いか、扉が邪魔にならないか?というのも気をつけておいたほうがいいと思います。
私はシンク側へ扉が開くような向きで設置していますが、本当はシンクから食器が入れやすい廊下側に扉が開く向きに設置したかったです。
ですがそうすると扉が邪魔で廊下の通行に支障が出るので泣く泣くシンク側に扉を、向けています。
あと注意することとしては、水を使う機械なのでアースが必須ということ、消費電力が512~526wなので、コンセントの接続に注意するという点でしょうか。
今回私が行った食洗機の設置については、こちらの記事で詳しく紹介しているのでよければ御覧ください。
内部・洗える食器点数
扉を開いて食器カゴを引っ張りだして食器を入れていきます。
扉を開くと庫内の上に設置された白色LEDライトが点灯するので、カゴの奥の方も確認しやすいのが良いです。
入る食器の点数は、メーカーの公式発表だと「15点」ということになっています。
しばらく使ってみて、私の感覚的には1回に入る食器の容量として「一人の2食分の食器(皿・コップ・カラトリー類)」か「1食分の食器+小型のフライパンなどの調理器具」って感じですね。
1~2人の暮らしだったら十分かなってくらいの容量だと思います。
食器の置き方として洗浄水がまんべんなく食器に当たるよう、「食器洗い機の庫内の中心部に向かって、内側に食器を向けて置く」という置き方をしないといけないので、容量が大きかったり円に近い形の食器が多いとスペースをとってしまってあまり置けないです。
食洗機では、食器だけでなく調理器具も洗いたいですよね。
まな板は写真のような小型のサイズのものなら、このようにカゴの手前か奥側に入ります。
調理器具の中でも菜箸やおたま、包丁といった長いものはカゴ中央の小物入れには入らないので(天井と干渉してしまう)、寝かせて入れることになります。
直径20センチのフライパンを入れてみました。
フライパンは直径23センチくらいのものだったら立てて入れることができると思います。
ただし、写真のように柄が邪魔になって他の食器を入れられなかったり扉が閉まらないことが多いと思うので、このような柄が取れるタイプのフライパンを購入しようと思います。
カゴの下には、残菜フィルターとノズルがあります。
これらは、定期的に洗浄する必要があります。
使い勝手・洗浄性能
使用方法は特に難しいことはありませんでした。
食器は、残菜フィルターにつまってしまう食べ残しや異物をあらかじめシンクで洗い流してカゴに入れていきます。
ポケットには洗剤の標準量「6g」の線が引いてあるので、このラインまで食洗機用洗剤を投入します。
食洗器専用洗剤は必須
ちなみに、食洗機は専用の洗剤を必ず使用する必要があります。
普通の手洗い用洗剤では食洗機が壊れるので、必ず必要です。
食洗機専用といっても、価格は高くないし、プライベートブランド商品も結構あるので近場のスーパーやホームセンターでまず間違いなく手に入るかと思います。
私は、百均で買ってきた容器に入れて使用しています。
この容器、容量が800mlくらいあったと思うので、600g入の洗剤が一度に入れられますし、蓋がタッパーのようになっているので、もし落としてしまっても洗剤が派手に撒き散らされる事態は防げるかなと。
まあ、蓋を開けているときに落としてしまったらどうやっても無理ですが^^;
念の為、テプラでラベルを貼り付けてひと目で食洗機用洗剤とわかるようにしておきました。
食洗機は専用洗剤が強力でかつ高温で洗浄することから、食器がきれいに洗い上がるようです。
専用ピッチャーを使って給水
食器と洗剤を入れて扉を締めたら、電源をオンにしてから給水していきます。
給水は、付属の1.8lピッチャーを3回入れると満水になります。
地味に手間ではあるし、水が入ったピッチャーはそれなりに重くなりますね。
まあ、食器を手洗いする手間に比べたら楽ではありますが。
私は、設置位置の関係上本体の後ろ側からピッチャーを持ってきて給水しています。
その時に、どうしても給水穴を外れて水が飛び散ってしまうことがあります。
電化製品に水をこぼす、という状況がいやなので百均で買ってきた防水の隙間を埋めるテープを給水穴の周りと本体の後ろ部分に貼っています。
私は本体の設置位置の関係上、本体後部から水を入れることができるので、写真のように本体にピッチャーをくっつけて安定して給水できていますが、本体を置く場所によっては本体の横や正面側から給水することもあるかと思います。
そういう場合だと、ピッチャーを高い位置に持っていかざるを得ないので、漏斗をうまく給水穴に固定して使用するのが良いと思います。
ていうか、最初から給水穴の構造はもっと工夫してほしいところです。
本体上部・後方の平らなところに穴が空いているだけなのでピッチャーの狙いを外しやすいし、灰色のフレームがあるせいで水が飛び散りやすいです。
洗浄コースは4コースあり
準備ができたら、コースを選んでスタートボタンを押して洗浄が開始されます。
洗浄にかかる時間は、標準コースで1時間30分とそれなりにかかります。
標準コース以外にも汚れがしつこいときに使う念入りコースや、耐熱温度が低い食器に使うソフトコースというのもありますが、それらは運転時間が長いし標準コースで特に問題が出たことがないので使っていません。
標準コース以外に使ったことがあるのは「お急ぎコース」ですが、こちらは運転時間が39分と短いですが、汚れの落ち具合は標準コースにやや劣るかなと感じてます。
汚れの少ない食器類や、使用後すぐ洗う調理器具類はこっちでもいいかなって気はしますね。
運転中の音
洗浄中は、洗濯機よりは小さいですが水を噴射している音と振動がそれなりにはありますが、扉1枚挟めばそこまで気にはならないですね。
洗い上りはピカピカ
洗い上がりは、食器の配置をしっかりとノズルから水が当たるように置いておけばピカピカに洗い上がります。
ずっと使っていたマグカップの茶渋・コーヒーのシミといった手洗いでは落ちない汚れもすぐに落ちて綺麗になりました。
ただし、米粒や卵といった汚れはどの食洗機にも言えると思いますが苦手で、たまに残っているときもあります。
その際は、軽く手洗いしてあげればいいかなと。
運転終了後の食器・庫内
ちなみに、運転終了後の庫内はそれなりに水滴が水滴がついてます。
とはいえ、食器は水が溜まりやすい部分以外はそれほど水滴はついていないんですけどね。
この機種は乾燥運転がヒーターを使わずにファンからの送風だけで乾かす機種なので、運転終了後は扉を開けて乾燥させておくか、「ドライキープ運転」というファンの送風を継続するモードにしたほうがいいかもしれません。
アイリスオーヤマISHT-5000レビューまとめ
アイリスオーヤマISHT-5000のレビューまとめです。
工事不要食洗器を購入してしばらく使ってみた感想ですが、給水が手動で、水が飛び散りやすい給水穴へ1.8リットルのピッチャーで3回給水しないといけない手間はありますが、手洗いで食器を洗う手間に比べたら全然楽です。
洗い上りも、高温洗浄と強力な洗剤のおかげで予想以上に綺麗に仕上がっているので、工事不要タイプとはいえ食洗器の洗浄能力はかなり高いと感じました。
ただ、本体に水タンクを内蔵しないといけないためか、外寸はかなり大きくて、その割には洗える食器点数・食器サイズは物足りないかなあって気はします。
とはいえ、もともと大人数での使用は想定していない商品だと思うので、1~2人暮らしの家だったら食器洗いの手間を簡単な設置でほぼ無くしてくれる商品だと思います!
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