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バイクロック用のチェーンカバーを自作してみた

バイクの盗難対策として、チェーンを使用して地球ロックやホイールをロックしている方は多いと思います。

私もバイクのロックにこのようなチェーンロックを使用しているんですが、カバーがぼろぼろになったので自作してみました。

実は今回作ったのは2代目で、以前作ったものは5年位使用していました。

チェーンに最初に付いていたカバーは1年も持たずにボロボロになり、裂けてチェーンがむき出しになってしまいました。

チェーンがむき出しだと、バイクを繋ぎ止めるためホイールに通す際、こすれてホイールに傷が付くんですよね。

それが嫌で5年前自作したんですが、最初についていた物よりも耐久性があり満足していました。

というわけで、今回は新たに作ったバイクロック用チェーンカバーを紹介します。

自作チェーンカバー作りに必要なもの

材料は、チェーンカバー本体の布として「帆布」を使用しました。

選んだ理由としては、ユザワヤで売っていた布の中で一番丈夫そうだったから。

帆布というと、元は帆船の帆に使う布な訳ですから、高い耐久性を有していると思ってこれにしています。

チェーンカバーは屋外で使用するので耐久性が重要です。

裁縫用ボンド

そして、帆布をチェーンカバーの形にするために使ったのは「裁ほう上手」というボンドです。

帆布はかなり厚い布になるので、縫うのは大変そうだし、ミシンとかも持っていないということで、裁縫専用のボンドを使用して接着して形作ることにしました。

この裁ほう上手、縫うよりも強い耐久性と、選択しても問題ないほどの耐水性を有しているということで、屋外で雨に濡れ、チェーンという重量物の周りを囲うカバーを作るにはぴったりです。

事実、最初に自作したカバーは5年間風雨に曝されていて布地はぼろぼろになりましたが、接着面は全く問題なかったです。

結束バンド

カバーをチェーンに通しただけでは、カバーがずれてチェーンがどんどん露出してきてしまいます。

それを防ぐために、カバーの両端に結束バンドを通すループを作り、結束で両端を絞れる構造にしています。

カバーの固定のために、2種類の結束バンドを使用しました。

まずひとつ目は、チェーンだけに回して固定する長さ100mmの結束バンド。

チェーンと固定された100mmの結束バンドとカバー両端のループ部を固定する長さ300mmの長めの結束バンドです。

アイロン

あとは、裁ほう上手を接着させるためにアイロンを使用しています。

普通のアイロンならなんでもいいと思うので、家にあるもので十分です。

アイロンの当て布も必要なので、家にあった適当な手ぬぐいを使用しました。

以前作った際も全く同じ材料で作っていますが、それで十分な耐久性があるものが作れたので今回もそれに倣います。

自作チェーンカバーを作ろう

チェーンカバーを作るにあたり、基本的な接着部位や接着方法は裁ほう上手の公式さいとの「リコーダー入れの作り方を参考としています。

実際に作る際にはサイズや細かい構造は異なり絞りの構造を簡略化していますが、このような接着方法で筒の両端が空いている構造としました。

まずは、ボロボロになったカバーをすべて除去しました。

布地を現物合わせで丁度いいサイズにカットします。

チェーンを覆うように接着する際に、布地を折り込んでから、折り込んだ面同士を接着するので、少し幅を大きめにカットしています。

一旦チェーンはどかしておきます。

カットした布地を少し折り込んで、折り込んだ面に接着剤を広げアイロンを掛けていくという作業を繰り返し、布地を筒状にします。

カバーの両端は絞れる構造にするため、最初に内側に折り込んで結束バンドが通せる構造としました。

裁ほう上手の接着に必要なアイロンですが、帆布が厚いため少し長めにかけたほうが良いと思います。

そして完成し、チェーンを通したカバーがこちら!

サイズもちょうどよく、なかなかいい感じにできたんじゃないでしょうか。

チェーンをカバーに通しただけでは、カバーは固定されておらず動いてズレてしまうので、固定していきます。

カバーの両端を絞れるようにカバーを一周するループを設けてあるので、そこに結束バンドを通していきます。

100mmの結束バンドをチェーンに巻きつけ、300mmの結束バンドをカバーの絞りループ部に通しつつ、100mmの結束バンドにも通して固定しています。

これで、カバーがずれないし、カバー内部への穴も最小限に強固に固定できました。

これにて、自作チェーンカバーの完成です!

自作チェーンカバーを作って、使ってみた感想

自作チェーンカバーをつけたチェーンを使ってバイクをロックしている様子がこちら。

雨の日に撮影した写真ですが、接着面も全く問題ありません!

チェーンがしっかりしているのはもちろんですが、帆布で作られたカバーは適度なしなやかさがあり、チェーンの動きにしっかり追従するのでロックを取り外しする際もスムーズです。

帆布は厚みが結構あるので、チェーンを通す際にホイールにこすれても傷つくこともないですし、耐久性も十分にあるしっかりとしたカバーが作れたと思います!

作る際には材料を買ったり布地のカット、接着といった手間はありますが、十分満足できる仕上がりです。

なにより驚いたのは、「裁ほう上手」の使用の簡単さと強い接着力・耐水性です。

布地に塗って、アイロンをかけるだけで縫うより圧倒的に手間が少ないので、今回のような布地が厚く縫うのが大変・風雨に曝される環境で使用するといった場合でも便利に使用することができます。

これがなかったら、カバーを自作するのを諦めてました(笑)

購入したバイクロック用チェーンのカバーがボロボロになってしまい、チェーンむき出しで使っているという方は、帆布と裁ほう上手を使ってカバーを自作してみてはいかがでしょうか!

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